Tabea Zimmermann Viola
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)

ドイツのラール生まれ。3歳でヴィオラを始める。フライブルク音楽大学でウルリッヒ・コッホに、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でシャーンドル・ヴェーグに師事。ジュネーヴ国際(1982年)、モーリス・ヴュー(83年)、ブダペスト国際(84年)の3つのコンクールで優勝。

ベルリン・フィル、ウィーン響、ロンドン響、パリ管、スイス・ロマンド管、イスラエル・フィル、チェコ・フィルを含むオーケストラと共演を重ねており、ザルツブルク音楽祭をはじめとする国際音楽祭にも出演。

リゲティ、ホリガー、リーム、ジャレル等、多くの現代作曲家がタベア・ツィンマーマンのために新作を書いており、マントヴァ―ニはアントワン・タメスティとツィンマーマンのために二重協奏曲を作曲している。

室内楽ではエマール(Pf)、ヘル(Pf)、レヴィット(Pf)、テツラフ(Vn)、ホルヌング(Vc)等と共演しており、ヴァイトハース(Vn)、ゼペック(Vn)、ケラス(Vc)と2002年にアルカント・カルテットを結成。

これまで約50作に及ぶCDをリリースしており、ヒンデミット没後50年に当たる2013年から翌年にかけて同作曲家によるヴィオラ作品全集(全3枚)をリリースし、エコー賞(ドイツ版グラミー賞)クラシック部門で受賞するなど高い評価を獲得した。

フランクフルト音楽賞、ラインガウ音楽賞、キジアーナ音楽院国際賞、パウル・ヒンデミット賞等を受賞。また、ヒンデミット財団理事、ドイツ・キンダーホスピス財団大使、そしてベートーヴェン・ハウスの理事長を務めている。

ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン教授。

タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)